LIFE PICK UP住宅購⼊コラム
2021.09.03

全国に広がる「子育て支援住宅」制度

子育てしやすい住宅づくりをサポート

「子育て支援住宅」という言葉を聞いたことがありますか?
子育て支援住宅とは、子どもたちや子育て家族が安心・安全に暮らせるように室内環境や周辺環境を整備した住宅のこと。
近年、全国各地で子育て支援住宅の支援制度などが増えており、自治体などによる子育てしやすい環境づくりのサポートが充実してきています。

例えば、東京都では2016年から、子育てしやすい設計やサービスを行っている集合住宅を認定する「子育て支援住宅認定制度」を導入。
東京都が定めた基準をクリアすることで、補助金などの支援が受けられます。
その他にも各自治体で様々な子育て支援を実施しており、それぞれ支援内容が異なっています。
一例を見てみると…

●神奈川県横須賀市
横須賀市の「子育てファミリー等応援住宅バンク」に掲載された物件を子育て世代の方が購入し居住した場合、物件購入費用やリフォーム・解体費用に対して、合計で最大50万円の補助金を交付。

●茨城県筑西市
若者・子育て世帯の住宅取得(新築・中古住宅)を支援する奨励金交付制度を実施。
市内に住宅(新築または中古)を取得し定住した若者・子育て世帯に対し、1世帯あたり50万円を交付。

●埼玉県
「18歳未満の子が3人以上の世帯」、もしくは「18歳未満の子が2人いて3人目を希望する夫婦で、夫婦共に40歳未満の世帯」の多子世帯に対して、中古住宅取得、リフォームの補助金を最大50万円交付。

●大阪府大阪市
新婚世帯(夫婦いずれもが満40歳未満かつ婚姻届提出後5年以内の世帯)または子育て世帯(小学校6年生以下の子どもがいる世帯)を対象に、住宅ローンに対して年0.5%以内、5年間の利子補給。

このように、各自治体などが子育て世帯を呼び込むために様々な補助金制度を設けています。
これらの補助金はきちんと申請を行わなければ適用されないため、事前に調べておくことが大切。
今住んでいる地域や住宅購入の候補となる地域については、しっかりと下調べを行いましょう。
支援制度が土地選びの決め手になるかもしれませんよ。

子育てしやすい住宅ってどんなもの?

各自治体で「子育て支援住宅」の認証制度が設けられていますが、一体どんな条件を満たせば「子育て支援住宅」として認められるのでしょうか?
例えば、東京都では

・子育てひろば等子どもが遊べる施設等の周辺立地
・段差解消、転落防止
・落下物による危険防止
・ドアクローザー設置、指挟み込み防止設置

など、複数の項目のうち規定数以上適合すれば認定となっています。
安心・安全な家づくりのヒントが詰まっているので、一度認定項目をチェックしてみるのも良いかもしれませんね。

子育てしやすい家を造る際には、
事前にメーカーにも相談を

また、自治体だけではなく住宅メーカーなどでも「子育てしやすい間取り」や「安心・安全のための設備」など、子育て世帯をサポートする提案やこれまでの実績などが豊富に揃っています。
そのため、住宅を建てる際は家族がどのような状況か、また将来的にどのように過ごしていきたいと考えているかを、あらかじめしっかりと伝えておくと良いでしょう。

プロに相談することで、自分たちでは気づきにくい、子育て世帯が暮らしやすい設計のアイデアをたくさん出してくれますよ。
どんな間取りや設備があるのか、気になる方はぜひイーカムにお気軽にご相談ください。

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