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玄関の様子
2022.11.18

将来も安心して住める家とは?バリアフリー住宅のポイントを紹介

バリアフリー住宅を作る3つのポイント

住宅は生涯にわたって長く住み続ける場所です。
元気なうちは気にならなくても、いざ介護が始まったとき、生活に不便を感じてリフォームが必要になることも。
リフォームは費用がかかる工事なので、いつでも簡単にできるものではありません。

そこで事前に将来を見据えてバリアフリーを取り入れることで、高齢になっても快適に暮らしていくことができますよ。

この機会に、住宅を建てる際はあらかじめバリアフリーについて意識してみてはいかがでしょうか?
今回は、バリアフリーの住宅を作る際の3つのポイントを紹介します。

●玄関は段差をなくす
玄関の段差をなくすことで、高齢になってからも利用しやすくなります。
玄関には一般的に「上がり框(あがりかまち)」と呼ばれる横木があります。
これは玄関の靴を脱ぐスペースと廊下の境目を示し、日本住宅に多く見られるものです。

元気なうちは問題ありませんが、足腰が弱くなってくると段差に躓きやすくなります。
また車いすの場合出入りが大変になるので、介護者の負担も増えてしまうのです。

こうした問題から、あえてフラットな玄関にしておくのポイントです。
見た目がすっきりとして、おしゃれな印象にもなります。

●廊下は車いすの通行を見越して広く
廊下は車いすの通行ができるよう、広く作っておくといいでしょう。
車いすは人間の幅よりも場所を取るため、いざ車いすの生活が始まってみると狭く感じてしまうかもしれません。
また、車いすがいらない場合でも、介護者と2人並んで歩くこともあるので、少なくとも2人分の幅は必要です。

車いすのサイズにもよりますが、150センチほどの広さを確保しておくと安心です。
これだけあれば車いすで回転することもできるので、快適に移動できるようになるでしょう。

●トイレは寝室のそばに配置する
トイレは寝室の側に配置すると使いやすくなります。
高齢になるにつれて、夜にトイレへ行く回数が増えます。
特に夜間は足元が見えにくいので点灯のリスクがあり、寝室からトイレまでの距離が遠いほど危ないです。

そこで寝室からトイレまでの距離を短くすることで、動きが少なくなり安心して利用できるようになります。
2階建ての家なら、各階にトイレを設置するとより安心です。

ユニバーサルキッチンとは?

キッチンの様子

ユニバーサルキッチンとは、高齢者や障害者が使いやすいよう高さ調整ができるキッチンのことです。調理スペースが電動で動くため、立った状態はもちろん、車いすに乗った状態でも快適に利用することができます。自分に合った高さに変えられるので、将来的にも安心です。

バリアフリーリフォームをお得にするには

保険の種類 間取り図

将来的にバリアフリーリフォームを行うことになったとき、なるべく費用を掛けずに実行したいですよね。
そこでおすすめするのが、支援制度や補助金の活用です。
条件を満たしていればリフォームにかかる費用の負担を軽減することができます。

例えば、介護保険を使って住宅改修支援制度を使うことが可能です。
「要介護」または「要支援」の認定を受けている場合に、リフォーム費用の一部が支給されることがあります。

自治体によっては、高齢者や障害者のためのリフォームに関する補助制度を設けていることがあります。
東京都では「高齢社会対策区市町村包括補助事業」にて、助成事業を行っています。
浴室や洗面所、トイレなど点灯しやすい場所のリフォーム工事が対象となっていて、条件を満たせばお得にリフォームできます。

このように、支援制度や補助金の活用によってリフォームにかかる費用を抑えることができます。
リフォームの際は、ぜひチェックしてみてください。

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