お正月飾りはどうする?飾り方や選び方を紹介
お正月飾りはどう飾る?
これらの飾りには、年神様を迎え、家族の健康や繁栄を祈る意味が込められています。
しかし、どこに、どのように飾るべきか迷うこともありますよね。
この記事では、お正月飾りを上手に飾るためのポイントを紹介します。
家の中に新年のエネルギーを取り入れ、より良い一年を迎えるための参考にしてみてください。
●門松の飾り方
門松は、新年に年神様を迎えるための目印として家の門や玄関に飾られます。
一般的には2本1対で飾られ、神様を祀るための神域を示し、神聖な場所であることを意味します。
門松を飾る場所は、一戸建てでは玄関の両脇が最適です。
しかし、中には外に門松を置くスペースがない方もいるかもしれません。
その場合には、玄関内や家の中に飾ることも可能です。
最近では、小さなサイズの門松が室内用に販売されており、フェルトやペーパーで作られた手作りキットも人気です。
これらを活用することで、限られたスペースでもお正月の雰囲気を楽しむことができます。
●しめ飾りの飾り方
しめ飾りは、年神様を迎えるために家を清める重要な役割があります。
神聖な領域と現世を隔てる結界として、家の中に不浄なものが入らないように守ってくれると考えられています。
飾る場所としては、玄関先の軒下や玄関ドアに飾るのが最もポピュラーです。
また、神棚や床の間など、年神様に滞在してほしい場所にも飾ると良いでしょう。
重要なのは、しめ飾りを高い位置に飾ることです。
これは、結界の下をくぐることで神域に入るという考え方に基づいています。
神棚に飾る際は、御札が隠れないように配慮し、しめ飾りが他のものと重ならないようにしましょう。
しめ縄を選ぶときは意味・サイズを確認
しめ縄を選ぶ際は、飾りの意味を意識してみましょう。しめ縄にはさまざまな縁起物がついており、それぞれに意味があります。たとえば「橙」は家族の繁栄を意味し、「松」は不老長寿を象徴します。
また、しめ縄を飾る場所に応じて、サイズを選ぶことも重要です。玄関に飾る場合は、目立つ大きめのしめ縄が適していますが、キッチンやトイレなどの水回りには、コンパクトな「輪飾り」を選ぶのが一般的です。
鏡餅はどこに飾る?
鏡餅は、歳神様を迎えるための重要な役割を果たしています。
古来より、餅は神様へのお供え物として神聖視され、鏡餅はその象徴的な存在です。
では、鏡餅はどこに飾るべきなのでしょうか?
最後に、鏡餅を飾る最適な場所について紹介します。
●基本的には神棚や床の間に飾る
鏡餅は古くから、神棚に飾られることが多いです。
神棚は、家の中で最も神聖な場所とされており、鏡餅を置くことで、年神様を迎える準備が整います。
神棚に飾る際は、中央のスペースに鏡餅を配置するのが一般的です。
また、床の間にも鏡餅を飾ることができます。
床の間は、家の中で特に格式の高い場所とされているため、神様を迎えるための飾り物として鏡餅を飾るのに最適です。
床の間に飾る際は、鏡餅を中央に置き、縁起物を周りに配置して、家の格式や精神的な安定を表現します。
●神棚や床の間がない場合
神棚や床の間がない場合でも、鏡餅を飾る場所は工夫できます。
現代の多くの家庭では、リビングや台所、または家族が集まる場所に鏡餅を飾ることが一般的です。
特に、年神様に迎えてほしい場所に置くのが理想です。
リビングや台所など、家の中心に近い場所は、神様が家族を見守る意味を込めて飾る場所として適しています。
もしスペースが限られている場合は、飾り棚や小さなテーブルを利用すると良いでしょう。
鏡餅が目立つように周囲に小物を加えると、さらに華やかになります。