LIFE PICK UP住宅購⼊コラム
2021.09.03

子どもが自分で片付けられる部屋づくり

片付け能力は長い目で見て育てるもの

子どもがある程度大きくなったら、子ども部屋を作られるご家庭が多いでしょう。
でも、その時に心配になるのが、子ども部屋が散らかってしまわないかどうか。
オモチャや学校の道具などが日々増えていくため、「散らかってしまうのは仕方ない」と諦めている方も多いかもしれません。
でも、工夫次第では、子どもが自分から片付けられる部屋づくりができますよ。
どんな部屋なら子どもが自分で片付けなくなるか、そのポイントをご紹介します。

(1)物の定位置を決め、楽しく片付けられるようにする
子どもが片付けのルールを覚えるためには、まず物の定位置を決めましょう。
また、オモチャはこの箱・学校道具はこの棚にまとめるなどを決めておき、収納場所にシールなどを貼ってわかりやすくするのがポイント。
決められたところに決められたものを入れる、そんなゲーム感覚で片付けが楽しくなりますよ。

(2)収納は大雑把でOK
箱の中に入れ、さらにキレイに並べる、というのは小さな子どもにはハードルが高いもの。
まずは大きなバスケットなどを用意し、ここに入れれば片付けOKというようにハードルを下げてあげましょう。
片付けのルールが細かすぎると、片付け=面倒くさいこと、と子どもにインプットされてしまいます。
キレイな収納は、成長とともに徐々に覚えさせていくようにしましょう。

(3)親が片付けてしまわない
部屋が散らかっていると、つい親が見かねて片付けてしまうことがあります。
でも、これはNG。
親が片付けるとやる気をなくしてしまい、片付けがキライになってしまう可能性も。
片付けたい時は、子どもと一緒に片付けるようにするのがベター。
物の置き場所も子どもの意見を尊重しながら決めると、子どもにとってより片付けやすい部屋になるでしょう。

最初のうちは上手に片付けられない子ども見て、つい何か意見を言ったり叱ったりしたくなるかもしれません。
でも、親がアレコレ口出しすると子どもの自主性は育ちません。
成長しながら片付けができるようになるよう、長い目で見守ってあげましょう。

成長に合わせた家具選びを

子どもが小さいうちは大雑把に片付けられるバスケットなどがオススメ。
また、収納の棚も子どもが届くよう背の低いものが良いでしょう。

年齢が上がってくると学校の道具が増えてくるため、学校の道具をひとまとめにできる棚を追加したり、教科書がおける本棚などが必要になります。
さらに成長すると、洋服を入れるドレッサーなども必要に。

収納を追加するときは、子どもと相談しながら決めましょう。子ども自分自身で選んだ収納を使うと、片付け意欲もアップしますよ。

家の間取りも
子どもの成長を考えて

収納するものが変わるように、子どもの成長とともに家での過ごし方も変化していくものです。
未就学児の時は自分の部屋が要らなかったけれど、小学生にあがる時に子ども部屋を用意する、などの変化がありますよね。そんな時、間取りを手軽に変更できるよう、あらかじめ考えておくのもポイント。

最初は一部屋で大きく使っていた部分を、子どもが大きくなって子ども部屋2部屋にするなど、様々なパターンが考えられます。
家の間取りを考える際は、将来の過ごし方まで見据えた形で考えていきたいですね。

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