子どもが貼ったシールをキレイに剥がすには
「やられた…!」そんな時は慌てず騒がず対処を
念願のマイホーム。
ピカピカの新築状態をできるだけ長く維持したいと気をつけるものの、目を離した隙に子どもが壁にシールをペタッと貼ってしまった…ということもありますよね。
すぐに剥がしたいけれど、もし跡が残ったら…。
そんな状況にも冷静に対応できるように、シールの剥がし方をご紹介します。
●家具や壁に貼ってしまった場合
実はシールに使われている接着剤は熱に弱いもの。
温めることで接着剤が溶けて剥がしやすくなります。
そこで、シールから20cmくらいの距離からドライヤーの温風を当て、シールの接着剤がゆるんだらゆっくり引っ張って剥がしましょう。
温めすぎるとベタベタになるので、少しずつ様子を見ながら行うのがコツです。
●ガラスや鏡に貼ってしまった場合
シールは水分を多く含ませると粘着力が低下します。
そこで、まずは中性洗剤を含ませた水でシールをしっかり濡らします。
その後、プラスチック製の定規やヘラなどでこそぎ取るようにして剥がしましょう。
力をこめすぎてガラスや鏡を傷つけないようにご注意ください。
●家具や壁にベタベタが残ってしまった場合
シールを上手に剥がせても、接着剤がベタベタと残ってしまう場合があります。
そのまま放っておくと、ベタベタにホコリなどが付着して汚くなってしまうため、早めの除去が大切。
拭き取ってもとれない時は、プラスチック消しゴムでこすってみると良いでしょう。
消しゴムのカスと一緒にシールの接着剤がキレイにとれますよ。
また、市販のシール剥がし剤やスプレーなどがあるので、もしもの時のために準備しておくのがオススメ。
他にも、マニキュアの除光液やハンドクリームなどもシール剥がしに効果があるそう。
ノビノビと遊ぶ子どもは、いくら言い聞かせても“ついうっかり”ということがありますよね。
「絶対に貼らせないようにする」よりも、「万が一シールが貼られた時も、すぐに対応できるように準備しておく」方が、パパ・ママも子どももストレスを溜めることなく新生活を楽しめるのではないでしょうか。
インテリアの変色には要注意!
市販のシール剥がし剤や中性洗剤、除光液、ハンドクリームなど、シールを剥がす際に役立つものはいろいろありますが、場合によってはこれらのアイテムが使えないことがあります。
例えば…
●革製品や貴金属は、市販のシール剥がし剤や除光液で変色の可能性アリ
●プラスチック製品や塗装が行われている場所は、除光液を使うと表面の性質が変わってしまう可能性アリ
●食器などに市販のシール剥がし剤やハンドクリームを使うと口に入ってしまう可能性アリ
などなど。
何を使うか、事前に十分調べてから処理するようにしましょう。
家の汚れ対策は
あらかじめ対策していると◎
新築住宅のピカピカの壁や床、大人でもテンションが上がるのですから、子どもはなおさら。
シールを貼る他にも、嬉しくて落書きしてしまったり、オモチャを落として凹ませてしまったり。
ある程度は仕方がありませんが、なるべく家へのダメージを減らすためには、あらかじめ子どもが思いっきり遊べる落書き用スペースを設けたり、汚れに強い壁紙・傷に強いフローリングなどを使用しておくと良いでしょう。
家は使えば使うほど、ダメージを受けてしまうもの。
あらかじめダメージを想定して事前に対策しておくことが、長く快適に住める家づくりにつながります。