住宅用の防犯グッズってどんなものがあるの?
侵入経路になりやすい窓は
特に重点的に対策しましょう
日頃暮らしていく自宅を、より安全で安心なものにするためには防犯グッズなどを積極的に取り入れていくことが大切です。
でも、いざ防犯グッズを買おうとすると「たくさんありすぎて、どれを買えばいいのかよくわからない…」と悩んでしまうこともありますよね。
そこで、近年人気が高く、かつ手軽に取り入れられる防犯グッズを一部ご紹介いたします。
□センサーチャイム
窓やドアに取り付けるタイプで、開いた時にメロディや音がなるものです。
防犯ブザーのような大きな音でなくても、人の出入りがすぐわかるため防犯効果は抜群です。
□防犯フィルム
侵入・窃盗の侵入経路は窓が圧倒的に多いため、窓を強化する対策はかなり重要です。
理想的には窓自体を防犯ガラスにしたいものの、そこまでは難しいという方には防犯フィルムがオススメ。
貼るだけで簡単に窓を割られにくくなり、窓からの侵入を防ぐことができます。
□サッシの補助錠
防犯フィルムと同じように、窓からの侵入を防ぐためのアイテムです。
空き巣が侵入する「窓破り」では窓を割って中央の鍵を回しますが、そこからでは手が届きにくい箇所に補助錠をつけることでガラスが破られても侵入を防ぐことができます。
小さなお子さんのいる家庭には、サッシの補助錠にさらに鍵をかけられるタイプもあります。
□センサーライト
人が動くのを感知して点灯するセンサーライトは、夜間の防犯対策の味方です。
特に塀や垣根があって死角になりやすい場所がある場合は、設置しておいた方が良いでしょう。
パトカーを思わせる回転灯のようなタイプもあり、泥棒の侵入をいち早く知らせてくれます。
□防犯カメラ
夜間でもしっかり映る防犯カメラから、様々な性能の防犯カメラがあります。
ダミーの防犯カメラや「防犯カメラ設置中」というステッカーを貼るだけでも「この家は防犯対策がしっかりしている」と感じさせ、泥棒を寄せ付けない効果も期待できるのだとか。
自宅に防犯カメラの設置を検討するときは、どのようなタイプが必要なのかじっくり検討したいものですね。
やはり需要が高いのは、窓まわりの防犯対策です。
泥棒の侵入経路となりやすい場所をあらかじめ対策しておくことで、被害を食い止めやすくなるでしょう。
「ウチに入っても盗られるようなものは何もないから」と思っていても、泥棒にはそれはわかりません。
家にいる時に入ってきて鉢合わせ、という場合もありますから、しっかり対策しておきたいものです。
防犯カメラの犯罪抑止力
個々の住宅の話ではありませんが、愛知県の刈谷市では町の治安を守るために積極的に防犯カメラを導入していったところ、2012年度から2017年度の5年間で刑法犯認知件数が46.4%減少したという結果が得られたそうです。
このことからも、防犯カメラが犯罪の抑止力となっていることがわかります。
近年の防犯対策の高まりによって防犯カメラの売り上げは右肩上がりで増え、市場が拡大傾向にあります。
自宅用に手軽に設置できるタイプも増えてきているため、今後、ますます防犯カメラを設置する家庭は増えることでしょう。
社会全体の意識の高まりと、対策の導入しやすさにより、近い未来では対策を行っていない住宅の方が珍しくなる可能性も大いに考えられます。
「あの家は対策していないから狙いやすい」と思われないよう、早めの対策を行っていた方が良いでしょう。
遊び心を取り入れながら
楽しく防犯対策をするのもアリ!?
様々な防犯グッズがあふれる現在、なかにはユニークなものも多数存在しています。
例えば、海外の飲み物の缶の外見なのに中身は貯金箱になっていたり、一見本のような見た目で中にものが入れられたりするものなど。
パッと見るだけではわからない隠し金庫は泥棒の目も欺くことができるでしょう。
もちろん大きなものではないので、たくさんの金額を入れることはできませんが、他の日用品に擬態する隠し金庫はたくさんの種類があり、見ているだけでも楽しくなりますよ。
他には、等身大のマネキンを玄関や窓際などに置いて人がいるように見せかけるという防犯対策も。
慣れるまでは自分でもビックリしてしまいそうですが、誰もいないと思って入った泥棒もビックリすること間違いナシ!?
また、防犯対策としてというよりは侵入された時の記録用としてペン型やリモコン型の小型ビデオカメラなども販売されています。
記録が残っていれば、素早い犯人逮捕につながります。
防犯対策はもちろん大切ですが、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と考えすぎてしまうと日頃の生活が息苦しくなってしまいます。
しっかりと対策を行いつつ、こういった遊び心も取り入れて、楽しく防犯することも大切かもしれませんね。