小さな子どもと一緒に片付け上手に
片付け上手になるための
一工夫を取り入れよう
スッキリと片付いた室内空間を保ちたいと思っていても、小さな子どもがいると、どうしてもおもちゃや絵本などで部屋がちらかってしまいがちです。
毎回「片付けなさい!」と起こるのもパワーが必要ですし、できれば怒りたくないですよね。
理想を言えば、こどもが自分から進んで片付けてくれると良いのですが…。
怒られてばかりでは子ども本人も片付けに対して苦手意識を持ってしまい、片付けを嫌がるようになってしまいます。
そこで、子どもと一緒に片付けを楽しめる一工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
●子どもの背丈に合わせた収納棚を用意
収納はどうしても大人目線で用意してしまいがちですが、子どもの背が届かない場所に収納があると、子どもも片付けられません。子どもの視点の棚に絵本などをキレイに並べると、子どもも喜んで収納してくれるかもしれませんよ。
●「ここに集める」という大まかな場所をつくる
小さなおもちゃはここ、文房具はここ、など収納場所を決めるのは大人には便利ですが、小さな子どもにとっては複雑でわかりづらい場合があります。そこで、片付けるものはこのボックスの中、など一時的にサッと片付けられる場所を作るのもポイント。そこへポイポイ入れるだけで良いのでラクですし、急な来客時にもササッとキレイに片付けられます。
●収納場所に写真を貼るなど楽しい工夫
一時的に集めたものは、子どもと一緒にきちんと片付けることが大切です。その時に大切にしたいのが、“楽しく片付けられる”工夫を行うこと。例えば収納ボックスに、その中に入れるべきものの写真を貼って、「これはどこかな〜?このボックスだ!」という子どもと会話しながら収納していくと、遊び感覚で楽しく片付けが行えますよ。
子どもが進んで片付けを行うようにするには、複雑すぎず“楽しくできること”がとても大切です。
大人の視点ではきちんと分類して、高さもしっかり揃えて…と細か部分に目がいってしまうかもしれませんが、ここでキツく注意してしまうのは逆効果。
子どもに“片付けは楽しいもの”と思ってもらえるような工夫があれば、子どもが自ら進んで片付けを行ってくれることも。
最初は大雑把でも、長い目で見てきちんとした片付けを教えていきましょう。子どもがきちんと片付けられた時は、しっかり褒めてあげてくださいね。
増え続けるおもちゃ、どう対処する?
最近では工夫の凝らされた楽しいおもちゃがたくさん。
しかも、おもちゃはカラフルなものが多く、そのせいで、部屋におもちゃがあるだけでゴチャついた印象に見えてしまうことも。
増えたおもちゃは、色を統一したアクリルケースなどを用意して収納すれば一時は片付きますが、どんどん増やしていては、収納スペースがいくらあっても足りません。
そこで、定期的におもちゃを見直して、最近使っていないおもちゃはクローゼットの上の方などに収納してしまいましょう。
他には、おもちゃの数を敢えて減らして、絵本や知育ブロックなど自分で遊ぶものに切り替えるという方法も。
自分の想像力で遊ぶような、昔ながらの遊びを取り入れていくのも、散らからない部屋を作る工夫のひとつかもしれません。
子どもと一緒にインテリアを選び
親子で片付けを楽しむ
子どもが片付けを好きになるためには、「片付けは大事」と自らが理解して、自発的に片付けていく必要があります。
そのため、親だけで考えるのではなく、子どもと一緒に取り組んでいくことが大切です。
そこで、収納アイテムは子どもと一緒に選んで、片付けを行いつつ親子でインテリアを楽しんではいかがでしょうか。
例えば
●カラーボックス
どんな色のものが好きか、どの色に何を入れるか、子どもと相談しながらボックス選び。配置も子どもの意見を聞きながら行うと良いでしょう。
●メッシュパーテーション
空間を上手に使えるメッシュパーテーションは収納力を上げるうえでの大きな味方。「ここに何を引っ掛けたらいいかな?」と子どもと相談してみましょう。上着やよく使うバッグなどを引っ掛けておくと便利ですよ。
●ソフトバスケット
ぬいぐるみなどをまとめる時はとしてソフトバスケットなどを用意すると良いでしょう。「ぬいぐるみのお家はどれが良いかな」と一緒に選んでみてください。
片付けインテリアから一緒に選ぶことで、子ども本人が片付けを“自分ごと”に。
親子のコミュニケーションにも役立つので、ぜひ試してみてくださいね。