空き巣に狙われる家の3つの特徴
侵入しやすい、留守がわかりやすい
そんな家になっていませんか?
泥棒というのは、たまたま目についた家に侵入するのではありません。
何度も下見を重ね、「この家はいけそう」と思った場所に侵入してくるのです。
実際、一度空き巣に入られた家は何度も繰り返し被害に遭うこともあるのだそう。
それはつまり、複数の泥棒から“狙われやすい”と思われる特徴を備えているということ。
その特徴を払拭しない限り何度でも狙われる可能性はあります。
また、これから住む家も“狙われやすい”特徴を持っていたとしたら、いつかそのうち空き巣に入られてしまう可能性も…。
そうならないためにも、“狙われやすい”家の特徴を事前に知り、きちんと対策をするようにしましょう。
空き巣に狙われやすい家の特徴1)
施錠に無頓着
ちょっとそこまでゴミ出しに行くだけだから、と鍵を開けっぱなしで外出したりしていませんか?
実はこれは大きな間違い。
そのほんのちょっとの時間に空き巣は侵入してきます。
また、家にいるからと油断して別の部屋の窓を開けっ放しにしているのもNG。
泥棒はほんの数分あれば侵入して盗んでいきますから、「ちょっとだけだから大丈夫」という油断は禁物です。
空き巣に狙われやすい家の特徴2)
窓やバルコニーに侵入しやすい足場がある
一戸建てだけではなく共同住宅でも注意してほしいのが、窓などへ侵入しやすい足場があるかどうかということ。
さらに物が多く、死角があるところは泥棒の大好物です。
人通りが少ない、塀が高くて隠れやすい、植木に身を隠す場所がある、などのポイントがないかを徹底的にチェックしましょう。
見通しの良い家にすることが、防犯対策につながります。
空き巣に狙われやすい家の特徴3)。
留守宅だと一目でわかる家。
夜間でも電気がついていない、洗濯物が長時間干しっ放し、郵便受けに郵便物が溜まっているなど、留守にしていることがわかりやすい家は狙われます。
特に、夜間に電気がつかず侵入した後も外から見づらい家は格好の餌食です。
留守にすることは仕方ないですが、長期留守にする際などは雨戸を閉めるなどの対策を徹底することが大切です。
日中に人通りが少なくなる地域は特に狙われやすくなるため、より防犯の意識をしっかり持つようにしましょう。
地域の特性は帰ることはできませんが、自宅の設備は整えることができます。
何もしていない“防犯意識”の薄い家は特に狙われやすい傾向にあるため、「ウチはしっかり防犯対策をしている」と外に向けてアピールすることも大切です。
線路沿いや観光地の住宅はご用心
実は、線路沿いや車通りの多い幹線道路、観光名所に近い住宅も空き巣に狙われやすい住宅のひとつ。
人の目が多いので狙われにくいのでは、と思うかもしれませんが、それはまったくの逆。常に人が多いため人混みに紛れて逃げやすいうえ、騒音があるため窓を割ったり、侵入したりしても気づかれづらいのです。
そのため、窓を破られても近所の人どころか、家の中にいる住人すら気づかないことがあるのだとか。
泥棒は空き巣が圧倒的に多いものの、なかには家人が家の中にいる間に侵入してくる「忍込み」も多くいます。
ばったり家の中で泥棒に出くわさないためにも、賑やかな地域に住んでいる場合は、より防犯対策を意識するようにしましょう。
なかでも、侵入経路となりやすい窓まわりはしっかり対策することが大切です。
泥棒が諦めるポイントを知って
侵入されにくい環境をつくろう
逆に泥棒が犯行を諦める時はどんな時でしょう。
それは、
□補助錠などがあり侵入に10分以上かかる
□近所の人にジロジロ見られる
□犬がいて吠えられる
□防犯装置設置のマークがある
時など。
泥棒は“目立つこと”“音がでること”“時間がかかること”を嫌います。
窓の二重ロックなど、たったこれだけで効果があるのか、と思うかもしれませんが、手早く済ませてその場を立ち去りたい泥棒にとっては効果抜群。
窓の二重ロックや防犯フィルムの導入は、住宅を建てた後でも簡単に設置できるので、早めに取り入れるようにしましょう。
また、「防犯装置設置のマークがある」で諦めることからわかるように、防犯していますというステッカーを貼るだけでも効果はあります。
もちろん、本当に防犯カメラなどを設置する方が望ましいですが。難しい場合はひとまずステッカーだけでも貼ってみてはいかがでしょうか。
まずは、防犯に対して意識ある家だと伝えることが大切なのです。
外に向けて防犯していると伝えつつ、できることからきちんと対策していくこと。「ウチは大丈夫」と思わず、しっかり対策を行いましょう。